【不動産売却】任意売却とは?メリット編
2021/12/03
任意売却とは
任意売却とは、住宅ローン等の借入金が返済できなくなった場合、
売却後も住宅ローンが残ってしまう不動産を金融機関の合意を得て売却する方法です。
住宅ローンを滞納、延滞すると、債務者がローンを分割で返済する権利(期限の利益といいます)が失われてしまい、お金を貸した金融機関は残っている住宅ローンの全額を一括で返済することを要求してきます。残債務を一括で返済できない場合、金融機関は担保となっている自宅を強制的に売却(=競売)し、その売却代金から貸したお金を回収します。
この競売には様々なデメリットが存在するため、強制的に売却される前に「任意売却」を検討する方が多くいます。
【任意売却のメリット】
①市場相場に近い価格で売れる
通常の不動産取引と同様の方法で売却するため、競売による強制的な売却より市場価格に近い価格で売却することが可能です。
②周囲に事情を知られずに売却可能
任意売却は、一般の不動産売却と同じ販売活動を行います。そのため、周囲には住宅ローンを滞納したことが知られることなく、自宅を売却することが可能です。
③持出し金がゼロ
任意売却の場合は自宅を売却したお金から、諸経費を支払うことが認められています。
④残債は分割返済ができる
任意売却では、自宅売却後も残ってしまった債務(残債)は、ご相談者さまと債権者(金融機関・住宅金融支援機構など)で協議して、ご相談者さまに無理のない範囲内で分割返済ができます。
⑤今の家に住み続けることができる可能性も
任意売却は通常の不動産取引同様、購入者を選ぶことができます。そのため、身内の方や投資家に自宅を買い取ってもらい、家賃を支払うことでそのまま自宅に賃貸戸建として住み続けるという方法があります(リースバック、家族間売買、親族間売買とも言います)
⑥自分の意志で売却できる
いくらで自宅を売却するかはご相談者さまの意向を反映した形で進みます。当然のように思えますが競売では、そのどれもご相談者さまが意志を持つことはできません。
「任意売却」には様々なメリットがありますが、デメリットも確認しておきましょう!
次回デメリット編もご覧ください。