土地購入で使える住宅ローンとは?
2022/01/31
◎マイホームを注文住宅でお考えなら、まずは土地を購入する必要があります。
マイホームを購入する際の融資としては、「住宅ローン」がありますが、
実は土地購入には利用できません。
家を建てる場合の住宅ローンの融資実行日は、基本的に建物の引渡日になっています。これは、住宅ローンが土地と建物を担保する融資であり、建物が無い状況で建物分まで融資することは出来ないからです。
土地を購入し、新築するときに使える融資とは?
「つなぎ融資」
建物完成までの間の借入資金
自宅の建物が完成すれば、住宅ローンを受けられるため、それまでの「つなぎ」として一時的に借り入れる資金が「つなぎ融資」です。
【メリット】
・無担保で借りられる
・工事費等も融資可能
【デメリット】
・金利が高い
・住宅ローン控除が受けられない(つなぎ融資分のみ)
・金融機関によって諸条件がある
「土地先行融資」
住宅ローン契約1本の融資実行タイミングを分割する「分割融資」の一つです。土地代に関する融資だけを先に受けられます。
【メリット】
・住宅ローンと同じ金利
・条件を満たせば住宅ローン控除の対象になる
【デメリット】
・取り扱っている金融機関が限られる
・土地の引渡時点から返済がはじまる
※土地先行融資では、工事にかかる資金を得ることはできないため、返済と支出が同時に可能かどうか試算が必要です。
あらかじめ資金計画をしっかり立てることが大切
もちろん自己資金が無くても住宅購入は可能です。
しかし出来るだけ自己資金を準備することで選択や手段の幅が増えていきます。
ローンの借り入れは「借金」であることを理解し、無理のない返済計画を立てることが大切です。